お知らせ
2023.7.14
除草剤の知識 Vol.1 除草剤が効かないのはどうすれば?
夏本番も近いですね。雑草もハイシーズンを迎え、気になってきた方も多いのではないでしょうか?
草取り・草刈りって、見てると簡単そうですが、やってみると凄く大変ですよね・・・
専門的に仕事としてやっている我々でも、やはり疲れますし、大変です。
そんな時に便利なのが除草剤です。
正しく使用すれば、効果が存分に発揮され、重労働から解放されます。
今回は、除草剤について説明したいと思います。
第1回目という事で、難しい説明は無しにして「効きが悪いのはなんで?」というテーマで書こうと思います。
みなさん、ホームセンターで並んでいるような除草剤を購入して、散布している方も多いと思います。
説明書通りに散布したのに効かない!!・・・なんて事が経験あるのではないでしょうか?
実はこれ、我々のような業者でも頻繁に起こっている事なんです。
効きが悪い原因・・・それは・・・ズバリ!「抵抗性雑草になっちゃった」です。
もしくは「抵抗性雑草の種が飛んできて、根付いてしまった」が考えられます。
もちろん、他の原因も多々ありますが、除草剤への抵抗性が一番多い原因になります。
なぜ抵抗性雑草になるのか・・・
①同じ除草剤をずっと使用している
②効かないからといって、極端に濃度を濃くして散布している
③雑草の生態系の変化(または進化)
が考えられます。
①②は、除草剤の使い方次第で改善出来そうですね。特に①。たまには違う除草剤を使ってみるのはおススメです。
良く効くからといって、同じ除草剤を使い続けるのは、かえって「抵抗性雑草になる可能性を広げている」かもしれませんよ。
③に関しては、正直どうしようもありません・・・これが原因で抵抗性が付いてしまった場合は、物理的に刈るか取るしかないかもしれません。
(効く除草剤を色々と試してみるのも手ですが、刈っちゃったほうが早いですしね)
しかしながら、除草剤のメーカーさんは日々研究、そして新しい薬剤を作り続けてくれています。
我々も感謝しています。やはり、薬剤処理のほうが草刈り作業の軽減にも繋がりますし、お客様側の金額的負担も下がります。
1個の除草剤を開発するのに、数年~数十年かかると言われています。使い方を誤って抵抗性雑草になってしまっては、この開発努力が無駄になってしまいます。
除草剤は、正しく使って、最大限の効果を発揮させるようにしましょう。
今後、少しずつ専門知識も織り交ぜながら、Vol.2以降も投稿していければ良いなと思います。